転職先に軽費老人ホームを選ぶ時のポイント

介護業界では、職場の人間関係や労働環境などを理由に別の事業所に移り変わる人もいます。いくつかある介護施設の中でも、比較的人気が高いのが軽費老人ホームです。軽費老人ホームは低額で施設が利用できる介護施設で、介護度が軽度の高齢者が多く、働きやすい点が人気の理由に挙げられます。

ケアハウスとも呼ばれるこの施設に転職をする上で重要なポイントとなるのが勤務形態です。場所によって若干の違いはありますが、軽費老人ホームの中には夜勤を行わない日勤専属の働き方ができる所もあります。日勤と夜勤のシフト制による不規則な生活スタイルを理由に転職をする人にとって、この点は大きなメリットです。ただし、全ての所が専属を認めているわけではないので、面接の段階で確認しておく必要があります。

福利厚生も大事なポイントの一つです。軽費老人ホームの平均給料は都市部で20万前後と言われていますが、事業所ごとに細かく違います。同じ仕事内容でも月に数万円近く違うというケースも珍しくありません。日勤専属での仕事を希望する場合、夜勤による手当の支給がないため、金額の差は生活に大きな影響を及ぼします。

一つの勤務地だけで判断をせずに複数から比較検討をして、より良い条件で働ける所を選択することが長く務める秘訣です。そのほか、子育てと仕事の両立を考えている人は、子供の学校行事に休暇が取りやすいなど、育児への理解についても確認しておかなくてはいけません。転職の際に見ておきたいポイントは、「安心」と「自由」が叶う軽費老人ホームも参考にできます。